顧客ニーズに即した遊休資産の売却

株式会社ECCは、総合教育・生涯学習機関として、語学スクールの運営・語学研修の提供など、様々な教育活動を展開。
「語学教育をもって世界平和に貢献する」という基本理念を掲げ、さまざまな学習機会をご提供されています。

大阪市北区に本社を置き、総合教育・生涯学習機関として、語学スクールの運営等、様々な教育活動を展開する株式会社ECC様は、大阪市天王寺区に所有するビルを大学受験対策の予備校として利用していました。事業の再編で校舎を閉鎖したのち、1棟で賃借してくれるテナントを探していましたが、予備校跡という館内の特殊な仕様や間仕切りがネックとなっていました。テナント探しが長期化する中で、当社にご相談をいただきました。

全国エリアの顧客ネットワークによる最適な買主の探索

当社からは物件の売却の提案を行い、買主候補を探す事となりましたが、株式会社ECC様には、当初から「引き続き賃借人の探索も同時進行で行って欲しい」という要望があり、あくまで売却する為には、賃貸によって見込める収益を上回る金額を提示できる買主候補を探す必要がありました。
所有するビルの最寄駅であるＪＲ天王寺駅は、関西空港まで特急で約40分の距離に位置し、大阪から奈良方面や和歌山方面にアクセスできる大阪市南部のターミナル駅であり、近隣には日本一高いビル・あべのハルカスや四天王寺、大阪市天王寺動物園等の観光スポットが多いエリアでした。
立地特性からホテルとして検討いただけるのが最適と考え、全国にわたる当社の顧客ネットワークを活かし、関西地区だけではなく全国の営業担当者に対して広く情報共有し、買主候補を募集しました。
その情報を得た東京の営業担当者のお客様に、空きビルをリニューアルして主に外国人向けの宿泊施設に利用するビジネスを行っている法人様がいらっしゃいました。ちょうどその法人様が先行して手掛けた、同じく大阪市南部のターミナル駅である難波エリアのホテルが好調稼働したこともあり、株式会社ECC様が満足頂ける条件で、購入の意思を示してくださいました。
株式会社ECC様も、所有物件がホテルとしてリニューアルされ、外国人観光客等に宿泊施設として利用されることや地域の活性化につながる事から、売却をご決断頂き無事にお取引となりました。

※本事例の内容は公開当時のものです。

事例一覧