「ビルプラス」を活用し、本部ビルを賃貸オフィスへ

公益財団法人ボーイスカウト日本連盟

公益財団法人ボーイスカウト日本連盟 様
https://www.scout.or.jp/

1922年の創立以来100年近い歴史を持つ、公益財団法人ボーイスカウト日本連盟様。青少年の健全育成に寄与することを目的として、日本におけるボーイスカウト運動の普及および広報、教育計画の策定や運営、指導者の養成、国際協力などの幅広い事業を行っています。

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青少年の健全育成等を目的とするボーイスカウト運動の運営、普及活動を担う、公益財団法人ボーイスカウト日本連盟様。昨今の少子化に伴ってボーイスカウト加盟員が年々減少しており、入団費や年間登録費などによる収入の先細りが懸念されることから財務基盤の強化が急務となっていました。その対応策のひとつが保有資産の見直しです。中でも連盟の本部が置かれていた東京都文京区の「後楽園SAJビル」の活用が最重要課題と判断され、当社にご相談いただきました。

目次

ビルの有効活用のためにさまざまなプランを検証

地上9階地下1階建の「後楽園SAJビル」は、都営三田線・大江戸線の春日駅やJR水道橋駅など5駅5路線が利用可能で、都心のビジネス街へのアクセスも便利なロケーション。世界各国や全国の関係者の訪問にも便利なこのビルに連盟本部が所在していました。
当社は、「後楽園SAJビル」の有効活用を目指してコンサルティングを実施。売却、一部賃貸、本部移転+賃貸など複数のプランを想定し、各プランを検証しました。その結果、本部を移転した上で、「後楽園SAJビル」を賃貸オフィスとして運用することが最も有効であるとの結論に至りました。運用方式は、将来にわたる安定した収益の確保というニーズにお応えするため、空室の有無にかかわらず毎月一定の収入をお約束する空室保証型をご提案させていただきました。

住宅部分のオフィス転用を含めた改修プランをご提案

「後楽園SAJビル」は1992年に建てられ、8階・9階部分は住宅として利用されていましたが、当社は資産価値を最大化するには全館オフィスビルへのリニューアルが最善であると判断。ただし本部移転先の新規取得などですでに多額の投資が必要な状況であったため、賃貸化に必要なリニューアルや住宅からオフィスへの転用にかかるコストが懸念されていました。そこで、リニューアル費用を抑えるため、空室保証型マスターリースにビルの改修プランを組み込んだサービスメニュー「ビルプラス」をご提案させていただきました。「ビルプラス」は、築年数が経過したオーナー様ご所有のビルを当社が一棟賃借し、費用を立替負担して改修・リニューアルを行った後、入居企業様に転貸する仕組み。オーナー様は追加投資を行う必要がなく、ビルの資産価値の向上を実現することができます。

イニシャルコストをかけずに安定した収益の確保へ

ビルプラス」をご採用いただいたことで、追加投資ゼロでビルの資産価値アップに成功。各フロアの照明設備のLED化やセキュリティの再整備など、当社からのご提案に沿ったリニューアル工事を実施していただきました。快適なビル空間を実現した上でリーシングを行い、賃貸オフィスとしての運営をスタート。現在は入居されたテナント企業様にもご満足いただき、ボーイスカウト日本連盟様には安定した収益を得ていただくことができています。
多岐にわたるオフィスビル物件を取り扱ってきた当社のノウハウ、そして経年ビルを高収益の資産に再生する「ビルプラス」の活用によりベストなご提案を行い、結果にもご満足いただくことができました。

リニューアル前の住宅部分
リニューアル前の住宅部分
リニューアル後のオフィススペース
リニューアル後のオフィススペース

後楽園SAJビル

所在地:
東京都文京区本郷1-34-3
規模・構造:
地上9階地下1階建·鉄骨造
延床面積:
2,109.95m²(約638.25坪)
交通:
都営三田線・大江戸線「春日」駅 徒歩3分
東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園」駅 徒歩5分
都営三田線「水道橋」駅 徒歩4分

※本事例の内容は公開当時のものです。

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