営業戦略に即したフレキシブルな
賃借オフィス戦略立案体制を構築
全国に営業拠点を持つ販売会社A社は、営業戦略に沿ったオフィスの活用法に関して先進的な考えを持ち、その可能性を重要視していました。オフィス戦略をより柔軟に進めるためにグループ会社全体の不動産情報を正確に把握すべくWeb管理ツールを導入。さらに、拡張・移転の迅速・柔軟な意思決定からスムーズな実行までを行う基礎体制を確立しました。
目次
背景:複雑化した不動産情報を整理し、柔軟なオフィス戦略を実行したい
販売会社A社は、マーケットの動向に対応し、営業戦略に即して営業拠点を変化させるフレキシブルなオフィス戦略の実行を考えていました。同社は当初、全国の主要都市を中心に約500ヶ所の営業拠点を設けており、その8割程度は賃借物件でした。加えて、その中にはグループ内での貸し借りも多く、契約関連業務の複雑化が問題となっていました。このことから、今後の営業戦略を効率的に進めるために膨大な拠点の状況と全国の賃貸オフィスマーケットを常に把握し、経営方針に基づいたオフィス戦略を立案する必要がありました。
実施内容:不動産情報の整理、オフィス戦略立案をサポート
不動産のWeb管理ツール「CRE@M」を導入し、複雑化したグループ全体の賃貸借契約状況を本社で一括して整理しました。さらに、立地や就業人数、現状レイアウトなど、その他様々な不動産情報とオフィスマーケット情報もCRE@Mに集約。その不動産が適正であるかどうかの判断軸を作成しました。三菱地所リアルエステートサービスからは、主要地域の空室率や平均賃料を定期的に提供。営業体制に応じて拡張、または縮小する際の適切なシミュレーションが可能となり、迅速に対応できる体制の構築をバックアップしました。
成果:必然性を持ったオフィス戦略の立案へ向けた体制の完成
自社の不動産情報を整理し、リアルタイムでのオフィスマーケットを把握したことで、グループ全体の観点から、場所や規模、賃料など必然性を持ったオフィス戦略の立案が可能となりました。
今後は、常に移設、移転を想定したシミュレーションを実施。三菱地所リアルエステートサービスはオフィス規模や就業者数に適したレイアウトプランの作成、契約交渉から、内装工事、移設までをワンストップでサポートするといった、スムーズな拠点戦略の立案・実行をサポートします。
※本事例の内容は公開当時のものです。