見晴らしのよい「Chance-Making」オフィス
株式会社ウィルオブ・コンストラクション 様
https://willof-construction.co.jp/
東日本大震災の復興支援をきっかけとして2011年に創業した、建設技術者に特化した人材サービス企業。人材派遣・人材紹介サービス、また転職サイトなどのメディア事業を行う。2018年に東証一部上場企業のウィルグループに加わり、よりマクロ的な役割を担うべく、建設業の人材流動化を促進すると同時に、技術者の人員配置の最適化を目指す。
建設技術者の人材派遣サービス会社である株式会社ウィルオブ・コンストラクション様は2018年にウィルグループへ加入。事業が拡大、人員も倍増したことで増床を検討した。人材サービス業として立地とビルのグレードにこだわり、2021年に新宿三井ビルディングに移転した。
目次
株式会社ウィルオブコンストラクション
管理本部 人事部
部長
大西 将彦 氏
来訪者にサプライズを与えるエントランス
株式会社ウィルオブ・コンストラクションは、2018年に人材サービス事業を行うウィルグループの一員となり事業が拡大、人員が倍増し、増床を考え移転を決定した。移転先の条件として外せなかったのが、新宿という立地。7駅12路線が結節する新宿は交通利便性が高く、人を集めるビジネスに強みをもつ。管理本部人事部部長 大西 将彦氏は「人材サービス業ということもあり、取引先との関係や採用活動に有利に働くことから立地にはこだわりました。」と語る。
検討を進めるなか、提案されたのは高さ225mの超高層ビル、新宿三井ビルディングの最上階55階。
「三菱地所リアルさんに仲介を依頼したのは親身に物件を探してくれたことが理由です。新宿三井ビルディングは広さなどの条件が一致していたほか、ビルのグレードの高さ、さらに来社された方が驚かれるような見晴らしの良さがあったため即決しました。」内覧から1カ月程度で移転先を決定した。
同社を訪れた人の目に飛び込んでくるのはエントランスのガラス越しに広がる55階からの眺望だ。このフロアはかつてはレストランフロアだったため天井が高く、パーティションがガラスとなっておりその開放感に誰もが驚かされるという。
「初めての出社日は、社員全員が驚きの反応でした。昼の風景もいいですが、夜に室内の電気を消すと、夜景がすごく綺麗なんですよね。」
社外の方の反応も期待通りだったようだ。「取引先の方からは『いいビルに入ったね』とおっしゃっていただけましたし、来客を意識した方針は成功したと思います。」
社内の雰囲気を変えた新スペース
会議室に囲まれた中央のスペースは、カウンターとその裏側にはファミレス席、そしてプロジェクターが設置され、イベントにも活用できる場となっている。
「以前のオフィスにも広い会議室はありましたが、こういったオープンなものではありませんでした。このようなスペースを作ることで、人が自然と集まり、社内コミュニケーションを深めやすい雰囲気に変わってきているかなと思います。」
執務空間も、窓際のミーティングスペースや、窓に向かうカウンター席など、眺望を活かしたスペースが設けられている。また移転を機にフリーアドレスを採用し、固定席を削減した。「開放的なスペースが多いですが窓のない小さな個室もあり、集中したい時はそちらにこもって作業するなど、オフィス内で気分を変えて業務にあたることができます。」
コロナ禍ならではのスペースも設置された。「Web会議が増えているため、専用のブースを設けています。」カメラをオンにした場合、背景が映りこむことを考慮して、部屋ごとに違ったカラフルな壁面デザインとしているのが特徴だ。
「Chance-Making Company」“人に、企業に、世の中に、変革するチャンスを”というウィルオブのブランドビジョンが会議室の壁に大きく描かれている。オフィスから見える眺望のように、同社の事業を通じて未来への展望がひらく。このオフィスは変革のきっかけをもたらす舞台となるだろう。
新宿三井ビルディング
- 所在地:
- 東京都新宿区西新宿2丁目1-1
- 構造:
- 地上部:鉄骨造/地下部:鉄骨鉄筋コンクリート造
- 規模:
- 地上55階/地下3階/塔屋3階
- 延床面積:
- 180,368.24㎡(約54,561.39坪)
- 竣工:
- 1974年9月
- 交通:
- 都営地下鉄大江戸線「都庁前駅」徒歩1分
東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」徒歩2分
JR線・東京メトロ丸ノ内線「新宿駅」徒歩6分
京王線・小田急線「新宿駅」徒歩8分
都営地下鉄新宿線「新宿駅」徒歩10分
※本事例の内容は公開当時のものです。