「浦安のマンションが売れない噂は本当か」
「浦安にあるマンションを売却しているが、なかなか買主が見つからない」
浦安市のマンションを売却するにあたり、上記のように悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
浦安エリアは利便性や住環境がよく、売れる可能性は大いにあります。近年マンションの価格相場が上昇しており、需要の高いエリアです。
ただし高値で売れるかどうかはエリアによって異なり、なかには売れないケースもあります。
本記事では、浦安市のマンションの市場動向や、売れない場合に考えられる理由とその対策を解説します。記事の後半では、実際にマンションを売却する際の流れも紹介します。
これから浦安市でマンションを売却したいと考えている方はぜひ参考にしてください。
浦安市のマンションは売れない?最新の市場動向
浦安市のマンションは売れないのでしょうか。事実を確かめるために、最新の市場動向をまとめました。
実は浦安市にあるマンションの価格相場は上昇しており、千葉県内ではもっとも高い価格で取引されています。
エリアによっては相場が高く、高値での売却も期待できます。詳しい内容を見ていきましょう。
浦安市のマンション価格相場は上昇している
下記のグラフは、浦安市にある中古マンションの平均平方メートル単価(年間)の推移を表しています。
(出典:レインズの情報をもとに当社で独自にグラフを作成)
グラフによると、浦安市の価格相場は2013年(3,699万196円/平方メートル)~2022年の10年間でゆるやかに上昇していることがわかります。
2023年は下降していますが、マンションや周辺環境の状況により相場は日々変わります。現在の相場を知るためには不動産会社に査定依頼することがおすすめです。
浦安市は千葉県内でもっとも高い価格で取引されている
下記のグラフは、2022年~2023年の中古マンションの平均売却価格を、千葉県内の地域別に分けて表したものです。
(出典:土地総合情報システムの情報をもとに当社で独自にグラフを作成)
浦安市の中古マンションは他の市にある物件よりも高い値段で取引されています。
よい条件で売却しやすい理由は下記の通りです。
エリアによっては高値で売却できる
浦安市内のエリアによっては、マンションを高値で売買できる可能性があります。
浦安市内のエリア別中古マンション平均価格は下記の通りです。浦安エリアと新浦安・舞浜エリアで、それぞれ赤色・青色のグラフにしてデータをまとめました。
(出典:土地総合情報システムの情報をもとに当社で独自に表を作成)
グラフを見ると浦安エリアは3,200万~4,150万円、新浦安・舞浜エリアは3,500万~8,450万円が中古マンション平均価格となっています。とくに相場が高いのは、新浦安・舞浜エリアにある高洲・舞浜・日の出・入船・富士見です。
しかし人気エリアでも、売りやすいかどうかは物件の状況や買主のニーズに左右されます。
価格設定が高すぎる、液状化現象を懸念している、などの理由から売れないケースがあります。売れない理由への対処法は、記事の後半で解説します。
千葉県内でも浦安市はマンションが高く売れやすく、今だと高値売却が期待できます。ところが、売れにくいケースもあるため、円滑に売却を進めるにはノウハウが求められます。
浦安市のマンションを高く売るなら、三菱地所リアルエステートサービスが提供する「TAQSIE(タクシエ)なっとく提案売却コース(仲介)」をご検討ください。
エリアと売却理由をもとに、選りすぐりの3名の仲介担当者をご提案します。浦安市内で豊富な経験をもつ質の高いプロの仲介担当者とマッチングし、あなたのマンション売却をサポートします。
浦安市のマンション価格が高い4つの理由
浦安市のマンション価格が高い理由は、以下の4つです。
それぞれ解説します。
1.東京へのアクセスがよい
浦安市は東京都江戸川区の隣あたりに位置していることから、都内までのアクセスが非常にスムーズです。
浦安市から東京までのアクセス方法を下記にまとめました。
出発駅 |
到着駅 |
所要時間 |
地下鉄東西線 浦安駅 |
大手町駅 |
約16分 |
JR京葉線 新浦安駅 |
大手町 |
約30分 |
浦安駅であれば東西線の快速が停車するので、快速を使えば大手町駅までは乗り換えなしで約16分で行けます。
出発駅 |
到着駅 |
所要時間 |
地下鉄東西線 浦安駅 |
大手町駅 |
約16分 |
JR京葉線 新浦安駅 |
大手町 |
約30分 |
一方、東京都の西部方面である練馬区・杉並区近辺から東京都心部への所要時間は以下の通りです。
出発駅 |
到着駅 |
所要時間 |
西武池袋線 練馬駅 |
大手町駅 |
約35分 |
JR総武線 荻窪駅 |
大手町 |
約30分 |
浦安のエリアにもよりますが、東京都心部への所要時間は、都内西部方面(練馬区など)から向かうよりも短いもしくは同じくらいです。
2.待機児童がゼロで子育てをしやすい
浦安市は、待機児童がゼロで子育てしやすい環境です。
浦安市には多くの保育園があり、令和3年度には認可保育施設で待機児童ゼロを達成しました。子どもの預け先が確保されているため、共働きの家庭にとってよい環境と言えるでしょう。
また、ある調査によると浦安市は財政健全度ランキングで全国7位、千葉県内1位とトップクラスの財政健全度です。財政基盤が強いため、子育てをしやすい環境整備が期待できます。
実際浦安市では行政サービスが手厚く、学校給食費の無償化をはじめ保護者の経済的な負担軽減に取り組んでいます。
また令和5年には、平成20年4月2日から令和5年4月1日までに生まれた児童を対象に現金を支給する制度「子どもの成長応援臨時給付金」も実施しました。
3.施設が充実していながらも自然が多い
浦安市には、人気のショッピングモールやリゾート施設が集まっています。暮らしを豊かにする施設が充実していながら、自然の多さも浦安市のマンション価格が高い理由です。
浦安市は市内の約3/4は埋立地で計画的に開発された街なので、特に浦安駅周辺には大型商業施設が建ち並んでいます。浦安市内の舞浜地区は、東京ディズニーリゾートがあることでも有名です。
その一方で、自然環境に囲まれているのも魅力として挙げられます。
浦安市は三方が海と川に囲まれた立地です。海岸の開放や利用者の声を反映させた公園の整備などにより、海をより身近に感じられる空間や緑あふれる住環境を実現しています。
こうした良質な住環境がマンションの価格が高い理由に繋がっていると考えられます。
4.人口が増加傾向にあり世帯数も多い
浦安市は人口が増加傾向にあり、世帯数が多い人気エリアです。
浦安市の世帯数は、10年間で7万3000世帯から8万5000世帯と増加傾向にあり、千葉県内でTOP10に入ります。
浦安市が発表した「基本計画」によると、今後浦安市の人口は増加し、2029年には約179,000人になると予測されています。
(出典:基本計画│浦安市)
人口増加に伴い世帯数も増えると見込まれているため、マンションの価格上昇に影響を及ぼしていると考えられます。
浦安市の液状化リスクはいち早く対策が実施されている
東日本大震災の際、浦安市の各所で、深刻な液状化現象が起きました。
液状化現象とは、地震の発生により強い地震動を受けると、水を多く含んだ地盤がドロドロの液体のような状態になる現象です。
埋め立て地の多い浦安市では、液状化現象の影響で戸建てが傾き、集合住宅周辺では地盤沈下が発生しました。中には甚大な被害により、訴訟へと発展したケースもあります。
一連の事態を受けて浦安市は、国や千葉県にさきがけ、いち早く液状化による被害への対策を進めてきました。
その対策とは、「格子状地盤改良工法」の実施です。具体的には、液状化の恐れがある地盤を格子状に改良して構造物の変形を防ぎます。
これにより、地震が発生しても地盤内の水圧の上昇が抑制され、液状化被害を防げるようになりました。
浦安市のマンションが売れない場合の理由は?
浦安市のマンションは高く売れる傾向があるものの、売れないケースもあります。売れない理由は下記の通りです。
- 液状化現象による被害への懸念
- 電車の混雑への懸念
- 工場排気ガス・騒音への懸念
買主の中には、液状化現象の対策を市が実施していることを知らない方もいます。
通勤・通学で電車を利用する方の中には、浦安市を通る東西線の混雑率を懸念しているケースもあります。
東京圏の鉄道の平均混雑率が123%なのに対し、木場〜門前仲町間は混雑率が138%とかなり高めです(定員乗車は100%)。
(参照:資料3:最混雑区間における混雑率(2022)│国土交通省」
またマンションの立地にもよりますが、浦安市は住宅街の中に工場が建っているエリアもあります。工場の排気ガスや騒音が気になる点も、購入をためらう理由の一つです。
何らかの理由でマンションが売れないとお困りの場合は三菱地所リアルエステートサービスが運営する「TAQSIE(タクシエ)なっとく提案売却コース(仲介)」をご利用ください。
大手不動産会社70社以上から選抜された精鋭が、マンションの売却をサポートします。浦安市のマンションが売れずにお困りの方は、ぜひご検討ください。
浦安市のマンションが売れないときの4つの対処方法
浦安市のマンションが売れないときの対処法は以下の4つです。
以下で詳しく解説します。
1.浦安市のマンションの売却実績がある不動産会社に依頼する
マンションがなかなか売れないときは、浦安市のマンションの売却実績がある不動産会社に相談・依頼しましょう。
実績豊富な不動産会社であれば、浦安市のマンションの売却事情に精通している可能性があるためです。
たとえば市内でも浦安と新浦安では、以下の表にあるようにエリアの特性がまったく異なります。
|
浦安 |
新浦安 |
空き地の有無 |
・開発が完了しているため空き地がほとんどない |
・広大な空き地がある |
住居の種類 |
・一人暮らし向けのアパートが多い (1LDK、ワンルームなど) |
・大規模なマンションが多い (2LDK、3LDKなど) |
エリアごとに特徴が異なるとターゲットも違うので、売り出し方がわかるような浦安市に精通したプロに任せるのがおすすめです。
ターゲット層が関心を抱きそうな物件の特性・魅力をうまくアピールすることで、成約できる可能性が高まります。
2.懸念材料を内覧で対応し払拭する
買主が抱えている懸念材料を内覧対応でしっかりとヒアリング・説明し、解消してもらったうえでマンション売却に繋げましょう。
前項でも述べたように、浦安のマンションを購入する際の懸念点として、液状化現象や電車の混雑状況が挙げられます。
液状化の不安を抱いている方に対しては、マンション周辺で液状化被害があったのか、また発生した場合はどのように対応し生活するのかなどの説明が必要です。
また、電車の混雑状況を心配している方には、比較的空いている時間帯や日ごろの混雑度合いを伝えると、不安の解消になるでしょう。
物件の懸念材料を説明することに抵抗があるかもしれません。しかし、丁寧に説明をすることで、「この人なら信頼できる」と思ってもらえる可能性があります。
結果的に買主の不安を解消でき、成約の確率を上げられるかもしれません。
3.売り出し価格の見直しをする
マンションが売れない場合は売り出し価格の見直しをしてみましょう。相場と明らかに乖離した価格で売り出していると、なかなか売れません。
浦安市のマンションは人気が高まっており、エリアによってはライバルの不動産が多く集まっています。そのため価格を上げすぎると売れづらい可能性があります。
また買主は浦安市のマンションの価格相場をよく理解して、物件を探しているかもしれません高値で売り出すと買主が見向きしなくなる恐れもあります。
売れなくなった後に大幅な値段交渉が来る前に、反響が入るような価格に調整して買主の反応を待ちましょう。
4.買取サービスを利用する
マンションをすぐに現金化したい、住み替えの期限が決まっている場合は、買取サービスを利用するのも一つの手段です。
不動産仲介は第三者の一般人が買主にあたるのに対して、不動産買取は不動産会社が買主です。
不動産会社から提示された査定額に納得できれば、その時点で売却できます。チラシ配りやポータルサイト掲載などの売却活動をせずとも、すぐに買主が見つかる点がメリットです。
ただし買取の場合は仲介よりも価格相場が低い傾向にある点に注意しましょう。高価買取してもらいたい場合は、マンション売却に精通した複数の不動産会社から査定を受けるのがおすすめです。
「TAQSIE(タクシエ)スピード買取コース(買取)」では、3日以内に大手不動産会社3社から買取価格を提示します。スピーディーにマンションを売却したい方は、ぜひご利用ください。
マンション売却の流れ4ステップ
マンションの売却が無事決まったら、以下の流れで進めます。
各工程を詳しく見ていきましょう。
1.売却に必要な書類を準備する
まずは、マンション売却で必要な書類を用意します。
必要書類と、用意するタイミングは下記の通りです。
書類 |
用意するタイミング |
本人確認証明書 |
マンションの査定時 |
権利証または登記識別情報 |
マンションのパンフレットなど |
固定資産税納付通知書 |
媒介契約時 |
マンションの管理規約など |
印鑑登録証明書 |
引き渡し時 |
口座情報のわかる通帳・キャッシュカード |
管理に係る重要事項調査報告書 |
なお権利証は再発行ができません。紛失した場合は、以下の方法でマンションの所有者であることを証明したうえで売却を進める必要があります。
- 司法書士・弁護士に、所有者であることを証明してもらう
- 「事前通知制度」を利用して本人確認をする
- 公証人役場で本人確認をする
ただし上記の方法をとる場合、費用や手間、時間がかかります。そのため権利書を紛失しないよう十分注意してください。
2.不動産仲介会社の査定を受ける
必要書類の準備を進めながら、不動産仲介会社にマンションの売却価格を査定してもらいます。
担当者に、管理状態や騒音、日当たり状況を実際に見てもらい、正確な査定額を出してもらうことが必要です。
査定時には不動産会社に「他の会社よりも高い・安い理由は何か」「マンションのどこがよくて、どこがダメなのか」など価格の根拠を聞きましょう。
丁寧に説明できる不動産会社であれば根拠を持ったうえで査定していると判断できるため、安心して任せられます。
回答がない、根拠があやふやである不動産会社への依頼は避けるのが無難です。
3.媒介契約を締結する
依頼したい不動産会社を見つけたら、媒介契約を結びます。
媒介契約は3種類あり、それぞれ契約期間や締結できる不動産会社の数が異なります。詳しくは以下の表の通りです。
|
専属専任媒介契約 |
専任媒介契約 |
一般媒介契約 |
依頼できる社数 |
1社のみ |
1社のみ |
複数可 |
直接取引 |
× |
○ |
○ |
契約期間 |
3ヶ月 |
3ヶ月 |
3ヶ月 (目安) |
レインズへの登録 |
契約から5日以内 |
契約から7日以内 |
任意 |
業務報告 |
1週間に1回以上 |
2週間に1回以上 |
売主から求められたら報告 |
(出典:媒介契約制度│公益財団法人東日本不動産流通機構)
媒介契約を結んだら、不動産会社はチラシ配りやポータルサイトへの物件情報掲載など、売却活動を始めます。
一般媒介契約は契約解除が可能ですが、専属専任媒介契約・専任媒介契約は原則解除できません。ただし、不動産会社の対応や違約金の支払いなどによっては解約可能な場合もあります。
関連記事:専任媒介契約を解除したい!解除する際の違約金や書式について解説
4.売買契約後、引き渡しをする
売却活動を経て買主が見つかったら、売主と買主の売買契約を締結します。売買契約を締結したら引き渡しまでに引越を完了させ、マンションを空室にしましょう。
引き渡しは売主と買主に加えて、不動産会社の担当者・買主と売主双方の銀行担当者・司法書士が同席します。
住宅ローンが残っているマンションを売却する場合、代金を受け取ったらそのままローンを一括返済します。住宅ローンを一括返済する際は、借り入れ先の金融機関にマンションを売却することと引き渡し日を事前に伝えましょう。
またマンションの所有権を買主にする登記変更が必要です。司法書士が代わりに手続きや書類作成をおこなうため、手間はほとんどかかりません。
登記が完了して不動産会社に仲介手数料を支払えば、売買完了です。
浦安市のマンション売却に関するQ&A
最後に、浦安市のマンション売却に関する質問をまとめました。
浦安・新浦安の中古マンションの相場は?
浦安市の中古マンションの相場は4,000万〜5,000万円ですが、物件や周辺環境によって価格が変動する場合があります。
所有しているマンションの相場を正確に把握したい場合は不動産会社に査定依頼しましょう。
新浦安のマンションはなぜ高い?
新浦安のマンションが高い理由は、以下の通りです。
- 区画が整然としている
- 環境良好な住宅地域が作られている
- 都内通勤者が多く、都心へのアクセスが良好
新浦安駅から東京駅まで約20分で行けるため、電車通勤・通学する方にとって需要があります。
また、ディズニーリゾートなど周辺施設が充実しているだけではなく、海や公園などの自然もあるため、住環境が整っています。
浦安市のマンションが売れないなら「TAQSIE」に相談
浦安市は、都内へのアクセスや充実した施設が魅力的で、さらに自然環境も良好な住宅地域です。そのため浦安市のマンション価格は上昇傾向にあり、高価売却が期待できるでしょう。
とはいえ売却価格の設定を誤ったり買主の懸念点を払拭できなかったりすると、マンションが売れない場合があります。
マンションが売れずに悩んでいる方はエリア内で実績のある不動産会社に依頼して、マンションの魅力をうまく伝えてもらうことが大切です。
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