2023年11月25日（土）、オンラインにて『～専門家が語る～最新トレンドから考える不動産売却セミナー』第3弾を3部構成にて開催しました。
ゲストに、LIFULL HOME’S総合研究所・副所長チーフアナリストの中山 登志朗 氏、不動産ブロガーのらえもん氏、タレント 倉持由香 氏を迎え、最新の不動産市況や住み替え時のポイントについて解説いただきました。
現代の不動産市場は複雑で動きが早く、その中で最適な決定を下すためには専門家の視点や実際に経験された方の視点が不可欠です。専門家・経験者の視点から見た業界の実態を共有することで、皆様の不動産売却に最適な選択を可能にします。
今回は、第2部：大人気マンションブロガーのらえもんと振り返る～倉持由香さんの「住み替え体験記」〜についてまとめました。倉持さんの売却経験談をお楽しみください。
講師プロフィール
のらえもん氏
湾岸タワーマンション在住。2011年9月に「マンション購入を真剣に考えるブログ」を開始し、現在では複数のオンラインプラットフォームでブログ執筆や発信を行う。著書に「絶対に満足するマンション購入術 不動産のプロ達は大事なことを隠している」（廣済堂出版、20年3月）。宅建士とFP2級の資格も持つ。23年から肩書を「マンションブロガー」から「マンションアナリスト」に改称
倉持 由香氏
グラビアアイドル・タレント。千葉県出身。2019年11月にプロゲーマー・ふ〜ど氏と結婚。2021年に第一子を出産。結婚するまで生粋の住み替えマニア。ポータルサイトの巡回が趣味のグラビアアイドル。結婚とほぼ同時に都心駅近のタワーマンションを購入し、子育てを経る中で都内中古戸建に住み替え。
のらえもん：
倉持さん、本日はよろしくお願いいたします。
2020年3月にbizSPAで対談した以来ですね！ちょうどその頃、ご結婚されて中古のタワーマンションを購入された直後の時でした。対談では、住み替えマニアでポータルサイトの巡回が趣味だとおっしゃっていましたね。
倉持：
お久しぶりです。よろしくお願いいたします！
結婚前から私は毎日のようにポータルサイトをチェックしておりまして、今の家に住むまでに7回引っ越ししています。マンションの更新はしたことがなくて、1年ちょっと住んだら、引っ越し引っ越しと、毎年のように引っ越ししていましたね（笑）
住み替えは、モチベーションアップのきっかけに
のらえもん：
それは、倉持さんが売れ出して、賃貸に出せるお金が増えてきたから、という感じでしょうか。
倉持：
そうですね（笑）
実は、私の実家がすごく貧乏で…砂壁の家に住んでいたんです。
遊びに来たお友達から、「なんで由香ちゃんの家って壁をカリカリしたら何かポロポロ落ちてくるの？」って言われるのがすごくコンプレックスでした。
だから、友達をたくさん呼べる家に住みたいってずっと思っていたんですよ。
それでちょっとでもギャラが上がったり、お給料が上がってきたら、引っ越しを重ねて、どんどん家賃を上げていこうってしていましたね。
のらえもん：
家賃を上げていい家にステップアップすることで、モチベーションも上がって、次の仕事につながるわけですね！
倉持：
そうなんです！歩合制なので、今月死ぬ気で稼がないと来月家賃払えないぞ！って自分を追い込んで働いていました。
のらえもん：
2019年に入籍されるときに、ご主人のふ〜どさんと一緒に部屋を購入されたんですよね。
倉持：
はい。婚約中にペアローンで購入しました！婚約していれば、ペアローン組めますと銀行から説明を受けたので、結婚発表前ではあったのですが、婚約段階で買いましたね。
のらえもん：
実は、僕もすごく勉強になったところがあって。フラット35なら婚約中でもペアローンが通るんだなって。
倉持：
フラット35だったからなんですね！
のらえもん：
そうです、そうです！婚約していれば、ペアローンを組めるのは、倉持さんに聞いて初めて知りました。
その後、出産を経て、2022年に一戸建てへ住み替えをされましたね。いま住み替えをされて、1年くらい経った頃でしょうか。しかし、ここまで短期で購入と住み替えを実現した方って珍しいですね。
倉持：
そうですね、家が大好きっていうのと、いろいろな街に住むと楽しいじゃないですか！
飽き性ということもあって、いろいろな街を転々として、楽しいことや面白いことを探したいなって。
「引っ越しが趣味」なんでしょうね！
のらえもん：
じゃあもしかして、今一戸建てにお住まいですが、終の棲家ではない、ということ？
倉持：
一応、終の棲家という気持ちは持っていますよ。
でも、プロゲーマーの夫が2月くらいに世界大会に出るんですが、その優勝賞金が結構大きいんですよ！もしかして…という期待ももっていて、優勝したら住み替えを視野に入れています（笑）
のらえもん：
そうなんですね！プロゲームの世界は夢があるなぁ・・・
倉持：
夢がありますね（笑）
私は、ずっとマンション派だったんですよ。
実家が砂壁の一戸建てだったこともあって、マンションに憧れもあって…特にタワーマンションが大好きで！
タワーマンションの見た目もエントランスも共用部も大好きですし、貧乏だった私にとって、成功した証みたいなイメージがあるんですよね。
いつかあのタワーマンションに住むぞ！っていう憧れのタワーマンションがあって。
そこに住むことを目標にがむしゃらに働いて、５年後くらいに実際に自分の稼ぎで住むことも出来たんですが、冒頭お伝えしたように、転々とタワーマンションを引っ越していました。
のらえもん：
最初は賃貸でタワーマンションに住まれたんですね！
なぜ賃貸じゃなくて購入しようと思われたんですか？
倉持さんにとって、譲れない購入の条件とは
倉持：
確定申告のときに、税理士さんに賃貸の家賃の資料とか渡す必要があったのですが、もったいないなって思っちゃったんです。家賃を上げていくっていうのが、自分の中のモチベーションでもあったのですが、さすがにちょっと無駄じゃないかと。
その時、ちょうど婚約のタイミングでもあったので、購入を考えました。
その時から住み替え前提でしたね。子供が出来たら売却できる、都心の駅近、築浅の2LDKのマンションを買いました。
のらえもん：
タワマンを買うときって、やっぱり新築か中古かって皆さん悩むと思うんですけど、倉持さんは最初から中古の選択でした？
倉持：
そうです。新築のモデルルームも見に行きましたが、すぐに住めないじゃないですか。
私は、引っ越したい！って思ったらすぐに新しい家に住みたくなってしまうんですよね。
あと中古の方が、立地が気に入ることが多いんです。いい土地には、すでにマンションが建っているので、新築だとどこの駅からも遠いってパターンが多くて、私は何より駅近が大事だなって思っているので。
のらえもん：
マンション用地に適した土地のことを「マンション適地」ということもありますが、そういう土地は既にマンションが建ってますよね。
だから、今からタワーマンションを建てようとすると、再開発案件以外の駅近ってないんですよ。
今すぐ住める中古の中から選ばれるというのは、倉持さんさすが引っ越しマニアだなって思います！
でもお子さんを出産されて、引っ越したのは、タワーマンションではなくて、一戸建てだったんですね。
倉持さん：
子供が生まれたので、3LDK、4LDKの広さの部屋が欲しくなったんです。またコロナ禍で夫のゲーム大会がオンライン主流になってしまって。安定したネット回線が一戸建てでないと厳しくなってきたことが大きな理由です。
売却前からもポータルサイトは相変わらず見ていたので、最低週に一度は、居住中のマンションの名前で検索をかけて、査定額をチェックしたり、周辺マンションの売却金額を参考にしたりしていました。
やはり、チェックしている2年の間に、全体的にマンションがすごい値上がりしているなと思っていたので、ちょうどいい機会なのかなと売ろうと思いました。
その時に、2年前にタワーマンションを買った時に担当してくださった方にもう1回連絡して、売っていただきました。
仲介マンの決め手は「印象の良さと人柄」 TAQSIE（タクシエ）は相性の良い仲介マンを選べる！
のらえもん：
そうなんですね！購入したときの担当にわざわざ連絡した、ということはこの人で売りたいとか、印象が良かったんですか？
倉持：
印象が良かったですね。レスポンスが早かった事と、清潔感がある方で。親しみやすかったので、この方にお願いしようと思って、同じ方にしました。
のらえもん：
一戸建て購入時もその仲介マンを通して探しました？
倉持：
いえ、別の方です。
私の仕事の特性上、一度空室にして売りに出した方がいいと思ったので、賃貸を挟んだんです。
内見も好きなタイミングでしていただいた方が、結果的に早く売れるだろうなって思って。
一戸建ての購入時の仲介は、今住んでいるエリアの不動産屋さんにお願いしました。
23区内ではあるんですが、前住んでいたエリアと今のエリアが少し離れているので、その区に詳しい方の方がいいかなと思ったんです。
のらえもん：
すごいですね！空室にしてからマンションを売る方が居住中よりも、絶対に高く売れるし買い手側も見学もしやすいのでおすすめです。でも、コストがかかるからそれを決断できる人はなかなかいないと思いますよ。
一戸建てを担当された方の印象はいかがでした？
倉持：
売却担当の方は男性だったのですが、一戸建てを購入したときの担当者は、子持ちの女性の方でした。子連れで内見したり書類を書いたりすることが大変だったのですが、その時にもずっと息子と遊んでくれて。
ママ目線で小学校の評判を教えてくれるなど寄り添ってくれたことが、とても嬉しかったですね。
子供がいない時といる時で、担当者さんの選ぶポイントが変わったかもしれないです。
のらえもん：
確かにそうですね。特にママの女性仲介マンの方が、きめ細やかな対応ができていいですね。
もしも…ご主人が世界大会ですごくいい成績残されてもう一回住み替えするなら、次はどういうところを選びますか？
倉持：
もうちょっと大きな公園があるところにするかもしれないですね。具体的な地名を出しちゃうと、代々木公園とか静かな住宅環境のほうとか。かつ山手線の内側で。ああいうところに大きな賞金が入ったら住めたら便利だろうな、住宅環境もいいだろうな、と思いますね。
のらえもん：
代々木公園の近くの一戸建てであれば、ご主人はゲームの世界大会で多分2回くらい優勝しないといけないですね（笑）
倉持：
来年、再来年と頑張って勝ってもらいましょう（笑）
先日、TAQSIE（タクシエ）の売却相談で、我が家の査定をしていただいたのですが、
（参考記事：https://www.mecyes.co.jp/taqsie/voice/cpt_voice/seller10/）
査定額が、1,000万円上がったという結果にもなったんです。
一戸建てって終の棲家というイメージがあったんですよ。マンションは値段が下がらず、買い替えが出来るけど、一戸建ては上物に価値がなくなってどんどん値下がりするっていうイメージです。でも今回TAQSIE（タクシエ）さんのサービスで査定していただいて、上がることもあるんだ！と驚きました。
今回、高橋さんという方に査定していただいたんですが、高橋さんがすごく穏やかで清潔感のある方で。あと、私がお気に入りのハイグレードなキッチンとダブルボウルの洗面所をすごく褒めて私のテンションも上げてくださって、なんて素敵な方なんだろうって思いました。やっぱり仲介の方の人柄って大事ですね。
のらえもん：
大事ですね！TAQSIE（タクシエ）さんは、大手不動産の中でもちゃんとした仲介担当者の方を揃えてくれいますから、その中で相性が良さそうな人を自分で選べるっていうのはいいんですよね。店舗に行くと、どの担当者をアサインされるか分からないじゃないですか。大手の中から厳選された方をアサインされるっていうのが一番いいところでしょうね。
倉持：
仲介の方とのチャットの受け答えで分かりますもんね、なんとなく。レスポンスの速さとか、この人大丈夫かな…と不安になるときもありますよね。
手数料もお支払いするわけですから、やっぱり気持ちよく取引したいです。
のらえもん：
一期一会の賃貸仲介マンと売買仲介マンって求められるレベルが変わってくるし、億近い取引となると、本当にいい人を介して取引したくなりますね。
そういう意味で、評判の良い店舗っていうよりも、その人を通じて事前にやり取りして確認できるTAQSIE（タクシエ）はいいサービスだと思いますね。
倉持さんも、今後さらに買い替えを進めて、不動産タレントとしてどんどん活躍されてくださいね！
最後に
のらえもん氏と倉持 由香氏による「住み替え体験記」はいかがでしたでしょうか？
実際に不動産売買を経験されている倉持さんから、不動産を選ぶ譲れないポイントや担当仲介マンの選び方について教えていただきました。
売却や購入を考えていらっしゃる方は、ぜひ参考にされてみてくださいね。
