マンション売却査定

リノベーションでよくある後悔6選│失敗を防ぐポイントも解説

リノベーションでよくある後悔6選│失敗を防ぐポイントも解説

「設備が老朽化して想定よりもコスト高になった」
「会社選びに失敗し理想の間取りにならなかった」
「実際に生活してみると使い勝手が悪かった」

リノベーションにはこのような後悔がよくあります。万が一リノベーションに失敗しても、方法によっては家の売却が可能です。

本記事では、リノベーションでありがちな6つの後悔を解説します。また、これからリノベーションする方に向けて、失敗を防ぐためのポイントにも触れていきます。

記事の後半ではリノベーションに失敗した家の売却方法を紹介しているので、ぜひ最後までお読みください。

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リノベーションでよくある後悔6選│失敗の事例も紹介


リノベーションで後悔するパターンは以下の6つです。

これからリノベーションする方は、後悔の例を知っておくことで失敗のない計画を立てられるでしょう。この章では、各パターンを詳しく解説します。

1.コスト面における後悔

まず挙げられるのが、リノベーションにかかるコストが想定より嵩んで後悔する例です。

<コスト面の失敗の事例>

  • 細部にこだわりすぎて大幅にコストがかかった
  • リノベーション開始後に追加したい部分が増えて予算オーバーになった
  • 見えない部分の老朽化が進んでいて想定以上のコストがかかった
  • 工事費以外の諸経費がかかった

理想の住まいを実現しようとするあまり、間取りや内装、設備のグレードなど細部にこだわりすぎて失敗する方がいます。

また、リノベーション開始後に標準以上のグレードにしたいと気持ちが揺らぎ、最終的に予算オーバーになるケースもあります。

場合によっては、目に見えない部分の工事が必要です。たとえば、建物が老朽化していると配管や電気工事などで修繕費用が発生します。

以下のような工事費以外の諸経費が発生し、想定以上にコストが膨れ上がる後悔も事例のひとつです。

  • 設計料
  • 建築確認手数料
  • 印紙税
  • 仮住まい費用
  • 引っ越し費用
  • 交通費

2.中古物件・住宅選びにおける後悔

リノベーションを前提に物件を購入する場合、中古物件や住宅選びで失敗するのもよくあることです。

<中古物件・住宅選びの失敗の事例>

  • 築年数・構造上の問題で希望のリノベーションにならなかった
  • 物件の評価が低くなり売れなくなった

築年数が古い物件は、雨漏りが発生して改修に多額の費用がかかることも珍しくありません。購入してからリノベーションに向いていなかったと判明することがあります。

また、物件の老朽化やゆがみが原因となって希望のリノベーションを実現できないこともあります

たとえば、構造上の問題が発生し、水回りの移動ができないようなケースです。ほかにも、電気配線が整理されていなかったり、換気ダクトがつながっていなかったりすることも、リノベーションを制限する要因です。

なかには将来的な売却や貸出を前提にリノベーションする人もいるでしょう。一般的にリノベーションにより不動産の利便性や機能性が上がれば、資産価値が上がりやすくなります。

ところが、リノベーションのやり方によっては、物件の評価が下がり売れないこともあります。たとえば、戸建てなら敷地内に大型の物置を置いたり、マンションでワンルームに間取りを変更したりするようなケースです。

3.毎月の支出増による後悔


毎月の支出が増えて、以下のような点で後悔することもあります。特に古いマンションや古い戸建て住宅に多く見られます。

<毎月の支出増による失敗の事例>

  • 断熱性が低いため光熱費の負担が増えた
  • 修繕積立金が高くなり毎月の支出額が増えた

築50年を超えるような古い物件は、断熱性が低い傾向にあります。空調機器を使っても室内の温度が快適になりにくいため、光熱費の負担が増えやすくなります

また、マンションを購入した場合は、管理費や修繕積立金を支払わなければなりません。築年数が古いほど高くなるため、古いマンションは想定以上の負担がのしかかり、毎月の支出増に後悔することもあります

4.リノベーション会社選びにおける後悔

以下の例のようにリノベーション会社選びで失敗することもあります。

<リノベーション会社選びの失敗の事例>

  • 自分の好みや要望を汲み取ってもらえなかった
  • 建築士の実力不足で満足のいくリノベーションができなかった

デザイナーとセンスが合わず、自分の好みや要望を汲み取ってもらえなかったケースがあります。結果的に希望のイメージとかけ離れたデザインになり、リノベーションしたことを後悔する人もいます。

また、リノベーション会社の実力が不足している例もあるでしょう。たとえば、伝えた内容がうまく設計に反映されず、建築士の知識・スキル不足やコミュニケーション不足によって満足できるリノベーションができないことがあります

5.デザイン面の後悔

リノベーション後、デザイン面で後悔することもあります。

<デザイン面の失敗の事例>

  • デザインの流行が過ぎて古く感じるようになった
  • 奇抜なデザインなので思うように売れない
  • 管理規約によって好みのデザインにならなかった

リノベーションでおしゃれな家にしようとして、デザイン面にこだわりすぎて後悔することがあります。具体的には、当時は最先端のトレンドでも、流行が過ぎて古く感じるようになるケースです。

また、物件を売却しようとしても奇抜なデザインのため、なかなか買手が付かないこともあります

場合によっては管理規約のあるマンションがあります。リビングや洋室の床を変更したり、キッチンやトイレなど水回りの移動が禁じられていたりと、好みのデザインが叶わないことがあることも理解しておきましょう。

6.間取りや設備の配置の後悔

こだわってリノベーションをしても、あとから間取りの失敗に気付くことがあります。

<間取りや設備の配信の失敗の事例>

  • 生活をしてみると使い勝手が悪かった
  • 家具を置けなかった
  • コンセントなど設備の配置を失敗した

理想の間取りでリノベーションが完成すると満足できるかもしれません。しかし、実際に生活をしてみると「使い勝手が悪い」と感じることがあります。

たとえば、キッチンとトイレの位置が近く、食事中にトイレの音が気になるようなケースです。生活動線や機能性・利便性を考えた間取りにしていないと後悔につながりやすくなります。

また、キッチンやリビング、寝室などのサイズを考慮しなければ、せっかく新調した家具が置けない事態に陥ることもあります。ほかにも、収納が少ない、コンセントの位置が合わないなどの失敗例がよくあります。

リノベーションで後悔・失敗を防ぐ5つのポイント


これから物件のリノベーションをする場合は、以下5つのポイントを押さえて、後悔・失敗を防ぎましょう。

それぞれのポイントを解説します。

1.優先順位をつける

リノベーションで失敗しないためには優先順位が重要です。

見た目のかっこよさ・生活のしやすさ・収納スペースの量など、住宅を設計する際に考えるポイントはさまざまです。

リノベーションをするときは、それらのうちどれを優先したいのか優先順位をつけましょう。絶対に譲れないポイントと妥協できるポイントを明確にすることで、コストに応じた柔軟な対応ができます

たとえば、リノベーションで実現したいことや家族の希望を以下のようにまとめてみましょう。

  • とにかく見た目を好みのデザインにしたい
  • 生活動線を最優先に考えた間取りにしたい
  • 収納スペースを十分に確保したい

何を優先するのかを決めておくことで、全て叶えようとして予算オーバーになる事態を防止できます。

2.リノベーションに適した物件を選ぶ

これから中古物件を探すのであれば、リノベーションに適している物件を見つけましょう。具体的には、以下のような物件がリノベーションに向いています。

  • 新耐震基準に沿って建築された物件
  • 敷地や周囲のスペースに余裕がある物件
  • マンションの管理規約による制約が少ない物件
  • 間取りの変更がしやすい「ラーメン構造」の建物

マンションの場合は、管理規約による工事の制約が少ない物件をおすすめします。自由度が高く、理想のデザインや間取りを実現しやすいでしょう。

ラーメン構造は、垂直方向の柱と、水平方向で柱をつなぐ梁を接合した枠で建物全体を支える構造形式です。中高層マンションに多く見られ、自由に間取りを変更できます。

しかし、柱や梁により凹凸が室内にでき、見た目の印象が良くない点や、壁が薄く隣室の物音が聞こえやすい点がデメリットです。

マンションでリノベーションをするなら、建物の構造の特徴もしっかりと理解しておくことが大切です。

3.建物診断を受ける


リノベーションを始める前に建物診断を受けて、建物の状態を把握しておきましょう。

建物診断では、これから購入する不動産が買うべき資産か、経年劣化や耐震、収益性の面から的確に診断してもらえます。

目に見えない部分まで確認してもらえるので、工事が始まったあと、想定以上に費用がかさむことを避けられます。

建物診断を依頼する際のポイントは、建物の構造をよく理解している施工会社を選ぶことです。専門知識や技術がある設計士・住宅診断士に診断してもらうことで、劣化状況や改修すべき箇所が正確にわかります。

気になっている物件がリノベーションできるかどうかも確認しておきましょう。築年数が古い建物は耐震性が不足しているケースがあるため、耐震診断をしてもらうと客観的に購入の判断ができます。

4.諸費用を含めて予算を立てる

リノベーションをおこなう際は、諸費用を含めて予算を立てておきましょう。工事の費用しか念頭に置いていないと、諸費用がかさみ予算オーバーとなることがあります。

予算立ての際はリノベーション費用以外に以下の経費も考えておきましょう。

  • 住宅ローン契約に必要な印紙代
  • 住宅ローン利用時の手数料
  • 建築確認申請が必要な場合の申請料
  • 不動産取得税
  • 登記費用

これらの経費も支出額として想定し、支払いが負担にならないか確認してください。

5.希望に合うリノベーション会社を選ぶ

自分がやりたいリノベーションに合った会社を選ぶことも大切です。リノベーション会社とひと口に言っても、以下のように強みは異なります。

  • 二世帯住宅のリノベーションが得意
  • マンションのフルリノベーションの実績が多い
  • 築古物件選びに強みがある

複数の業者から話を聞いたり見積もりを取ったりして、自身の希望に合ったリノベーション会社を選択しましょう。

リノベーションで後悔・失敗しないための注意点


リノベーションをおこなう際の注意点は、 戸建てマンション団地で異なります。以下では、それぞれのポイントを解説します。

戸建て

戸建てでリノベーションをおこなう場合は、建築基準法の義務を満たさない「再建築不可物件」ではないことを確かめましょう。

再建築不可物件は、リノベーションをする際に制約があります。耐震基準を満たすための耐震補強工事も必要です。

フルリフォームをすると、新築と同じくらいのコストがかかるため、費用が割高になることもあります。

物件探しから始める場合は、物件探しから設計・施工、資金計画・ローンの申し込みまで一貫して依頼できるワンストップリノベーションを利用するのも1つの方法です。

マンション


マンションでリノベーションをしたい場合は、事前に管理規約を確認しましょう。管理規約では、リノベーションをする上でのルールが定められています。

特に、以下の項目はよく確認してください。

  • 床仕上げ材の種類
  • 電気・ガスの容量
  • 搬入経路
  • 工事時間

たとえば、床仕上げ材については管理規約で定められた防音レベルを満たしたフローリング材を使用しなければなりません。

また、電気・ガスの容量の上限や搬入経路、工事時間は定められている範囲でおこなう必要があります。

共有部分も含んでいる場合は、リノベーションしても問題ないか管理会社に問い合わせてください。

団地

団地をリノベーションする場合は、耐震性能に注意が必要です。団地は旧耐震基準で建てられた、築50年以上の建物が多いためです。耐震性が低い場合、耐震補強工事が必要になる可能性があります。

また、鉄筋コンクリート造(RC造)によって建てられることが多い団地には、「壁式構造」と「ラーメン構造」の2種類があります。

前者は強固な鉄筋コンクリートの壁で、後者は柱や梁で建物の荷重を支える構造です。

壁式構造は、旧耐震基準で建てられた団地の代表的なタイプです。新耐震基準と同等の耐震性能を確保することが確認されているものもあります。しかし壁を撤去できず、構造上の制約が大きいため、間取りの変更は難しいと言われています。

一方でラーメン構造は、間取りを変更しやすいメリットがあるものの、新耐震基準の耐震性能に満たないものがあるため、注意が必要です。

リノベーションに後悔・失敗した家を売却するには


リノベーションに後悔・失敗して住み続けることが難しい場合は、売却も検討できます。具体的な方法は以下の通りです。

状況に合わせて、最適な方法を選びましょう。

不動産買取サービスを利用する

少しでも早く売却したい場合は、不動産の買取サービスを利用しましょう。物件の需要が少なく、個人への売却が難しい場合の解決方法にもなります。

ただし、リノベーションに失敗した物件を販売するには、不動産の売買だけではなく建築に詳しい専門家に任せることが必要です。リノベーション物件を多く扱っている担当者や会社に相談しましょう。

不動産買取サービスを探している方には、「TAQSIE(タクシエ)スピード売却コース(買取)」がおすすめです。

物件を登録すると、対応エリア内の買取に対応した不動産会社の中から3社をマッチングし、最短1ヶ月で売却できます。提案内容を確認した上で買取業者を選べるため、信頼できる担当者を見つけられます。

複数の不動産会社で査定を受ける

どれくらいの金額で売却できるのかを知りたい場合は、複数の不動産会社で査定を受けてみましょう

買取の場合と同様に、成約を目指すポイントはリノベーション物件を得意としている不動産に依頼することです。実績豊富な不動産会社を選ぶことで、納得のいく売却額で成約しやすくなるでしょう。

リノベーションした住まいを売却するなら「TAQSIE(タクシエ)」で査定しよう

リノベーションで後悔や失敗がないようにするには、計画的に進めることが大切です。まずは物件の状況をよく確認し、自分にマッチするリノベーション会社を見つけましょう。

万が一リノベーションに失敗してしまい住み続けることが難しい場合は、三菱地所リアルエステートサービスが提供する「TAQSIE(タクシエ)」の2つのコースがおすすめです。

担当者と相談しながら進めたい方は「TAQSIE(タクシエ)じっくり売却コース(仲介)」をご利用ください。厳選された仲介担当者3名の提案から選ぶことが可能です。

とにかく早く売りたいなら「TAQSIE(タクシエ)スピード売却コース(買取)」をご利用ください。3日以内に3社から提示される買取価格の中から選べます。

リノベーションに後悔している方は、ぜひ「TAQSIE(タクシエ)」のサービスをご検討ください。

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