《 社員を知る3 》

不動産仲介業務担当関西勤務

新田 達郎

支店ならではの数々の取引経験が財産に
一つひとつが違う不動産のおもしろさを実感

裁量が大きく多様な経験を積める関西支店

関西支店法人営業二部は、法人向けに事業用不動産や投資用不動産の売買仲介を行う部署です。お客様は一般の事業会社や大小様々な規模の不動産会社、弁護士や税理士といった士業、金融機関など。売買仲介を売りたい人と買いたい人をマッチングする仕事と言ってしまうのは簡単ですが、実際はお客様の条件や要望に合った購入先や物件を、人的ネットワークや情報を駆使して開拓し、双方の条件を調整して、ようやく契約にいたるものです。いかに的確な取引先を見つけられるかが腕の見せ所です。

私は入社8年目。関西支店に異動して4年目です。このくらいの年次になると、お客様から指名を受けて案件をいただくケースが増えてきます。東京の本社と比べると案件の規模が小さいので、自分で開拓した仕事を自分で進めることができ個人の裁量が大きくやりがいを感じます。

もちろん入社1~2年目の若手社員に対してはしっかり指導しますが、業務が一定水準以上にできるようになれば全面的に任せます。本社と比較すると、案件の規模は小さいですが、社員一人が手がける件数は多いので、多様な経験を積める環境です。取引の勘が鍛えられる場所だと思います。

重要な情報をもたらす日頃の人間関係

ポートレイト

転勤でまったく縁のなかった大阪に来ました。不動産を取り扱ううえで欠かせない土地勘と人間関係をゼロから築かなくてはいけないので、当初は戸惑いもありました。仕事を通して頭の中に関西の地図を描き、情報を蓄積していく。そして、人間関係は既存の取引先との関係作りに注力するほか、自分独自のルートも開拓しなければいけません。不動産業者の会合や税理士主催の勉強会などに出席して人脈を広げ、頻繁にコミュニケーションをとりながら信頼関係を構築していきました。

こうして自分のものになった地域の情報や人脈は必ず実を結びます。以前、ある企業から土地の売却依頼を受け、購入希望者を探したときの話です。その土地は広さも使い勝手も良いのですが、売主様の希望する売却額が高かったため購入希望者探しは容易ではありません。そこで思いついたのが、過去に不動産入札に参加している企業様へのアプローチでした。この業界では日々、様々な土地の売買や入札が行われていますが、落札できる人がいれば落札できなかった人もいる。そこで、過去の入札で落札できなかった会社に「こんな土地もありますよ」と打診したところ、ある1社から購入の申し込みが入り売却することができました。不動産売買や仲介の仕事において人間関係はとても重要です。

ゼロからスタートした大阪で、不自由なく情報を集められるようになるには2年ほどかかりましたが、その頃には、関西圏のビジネスの進め方にも慣れ、以来、ますます仕事が楽しくなりました。

事業用不動産は一つひとつ違うから面白い

一般事業会社のお客様から、不動産投資を始めたいという相談を受けることもあります。初めての不動産投資なら一棟の収益ビルをおすすめすることが多いのですが、あるお客様はとても意欲的で、話し合いを重ねるうちに、土地を購入して収益ビルを建てる開発型の投資を実行することになりました。建設会社を紹介し、ともに練り上げたプランは、1、2階が店舗、中層がコワーキングスペース、上層階にホテルが入る10階建てのビル。高収益不動産を集合させたような構成で、一般的なオフィスビルや賃貸マンションより高い収益が見込めました。現在はすでに完成し、想定通りに稼働しています。このように事業用不動産や投資用不動産の案件には、思わぬ広がりをみせるユニークなケースもあり、案件一つ、物件一つをとっても同じものがないところに、面白みを感じます。

業務の性質上、東京やその他の地方の物件を購入したいといった相談もよく受けます。こんな時には、全国に支店のある当社の強みが際立ちます。社内で情報を集められますし、東京なら私自身がよく知っています。場所の引き出しを多く持っていることは、私個人への信頼にもつながります。いずれ東京や別の地方の支店に行けば、今度は大阪の経験が武器になります。支店での経験は、大きな財産になると確信しています。

プロフィールカット

新田 達郎 Profile
2009年入社。法学部卒。宅建の勉強をきっかけに不動産業界に関心を持つ。規模の大きい取引を手がけたいと考え、事業用不動産仲介に強い三菱地所リアルエステートサービスへ。本社で4年間法人営業に従事した後、関西支店に異動。