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また違ったトーハクに出会う「博物館でお花見を」

展示している建物の数からして、東京国立博物館は広大な博物館となるのだが、付帯する施設もこれに見合ったスケールと数と言える。ミュージアムショップは本館1階、東洋館1階、正門プラザの三カ所にある。とりわけ本館のミュージアムショップで取り扱う書籍は、同館の出版物を含め、美術、考古、歴史に関係する約4500種類以上、さらに過去の特別展カタログや、他館の展覧会カタログなども入手できる。

カフェやレストランも充実している。東洋館別棟の「ホテルオークラゆりの木」ではしっかり食事を取ることができる。法隆寺宝物館の「ホテルオークラ ガーデンテラス」は落ち着いた雰囲気でくつろげる穴場になっている。平成館のラウンジでは特別展開催中のみ営業する「鶴屋吉信 売店」も。リニューアル後の黒田記念館に併設された「上島珈琲店 黒田記念館店」は館外で利用できるのがいい。鑑賞前の待ち合わせや、鑑賞後の語らいの場としても使える。


まるでブックギャラリーのような本館ミュージアムショップ。スロープに沿って、書籍や図録が開架展示されている


尾形光琳作「八橋蒔絵螺鈿硯箱」の実寸大再現品。ミュージアムショップで販売中。隣に見切れているのは1/2サイズの再現品。是非ご自身でお確かめください

このほか、元は寛永寺の境内だった本館裏手の庭園には「春草盧」、「転合庵」、「六窓庵」、「応挙館」、「九条館」の5つの茶室がある。この庭園は創設当初、「天産部」があったことからか、多種多様な植物があり、季節ごとに様々な表情をみせる。通常は立ち入りが禁止されている庭園だが、春と秋の二回、庭園開放が行われ、また違ったトーハクの表情を楽しむことができる。


春の庭園開放の際の庭園の景色。春の桜、秋の紅葉、いずれも必見だ


庭園開放ではライトアップも行われる

上野が大勢の花見客で賑わう3月14日からは恒例となったイベント「博物館でお花見を」が行われる。本館日本ギャラリーでは桜をモチーフとした名品をたどる展示「本館桜めぐり」が行われ、さながら博物館内でお花見ができるという趣向だ。出品されるのは「国宝 花下遊楽図屏風」(狩野長信筆 江戸時代・17世紀)や「源氏物語図屏風(若菜上)」(伝土佐光則筆 江戸時代・17世紀 個人蔵)など、名品ばかりを堪能できる。

前述のように庭園開放(~5月7日)も行われ、特別展「茶の湯」の開幕に合わせ、4月11日~5月7日まで、転合庵の内部を外から見学できる。また、プレミアムフライデーに合わせ、同館も総合文化展のみ金曜、土曜は21:00まで開館しており、庭園開放期間中の3月31日(金)、
4月1日(土)、7日(金)、8日(土)にはライトアップ(19:30まで)も行われる。期間中の庭園には「さくらカフェ」が出店され、お花見気分を盛り上げる。


NHK宇都宮局のキャスターをはじめ、民放での情報番組レポーターやドラマ出演、声の出演などを経験してきたフリーアナウンサーの羽田沙織さん。ラジオ番組をきっかけにアートに興味を持ち、美術館、ギャラリーに通い詰めることに。現在はアートイベントの企画・開催・案内を行なうアートエバンジェリストとしても活動中。東京出身、名古屋在住。